RZ67にポラロイドバックをつけて写真を撮ってみたのです。
しかし……
なんじゃこりゃ! 真っ黒じゃないか!
そう、これこそが「中版一眼レフのお約束No1」と勝手に名付けた、
遮光板の抜き忘れ
です。
マミヤRZ67に限らず、フィルムバック部分が交換できるカメラはみんな、遮光板という金属の板がついています。これはバックを交換するときに、フィルムが感光してしまわないようにフタをしておく部分なのですが、当然、撮影するときは外さなくてはいけません。
それを忘れると、このように真っ黒な写真が撮れてしまうのです。光が入ってこないから、当たり前ですね!
マミヤRZ67には、この遮光板を外し忘れると光る警告ランプがついています。でも
板を外し忘れるようなうっかりさんは、警告ランプも見落とすのです。
ほかにもこのカメラには、遮光版を外したままフィルムバックが外れないようにロックがかかっていたり、外したバックから遮光版が抜き取れないようになっていたりと、いくつもの安全機構がついています。
「じゃあ、シャッターもきれないようにしておいてくれればいいのに……」
そうはいかない事情があるのでしょう。たぶん。
ちなみに、フィルムバックには抜き取った遮光板をしまっておくスリットが空いています。ちゃんと抜いたことを確認できるように、ここにしまっておくクセをつけたほうがよさそうです。トホホ。
それにしても、ポラロイドでよかったです。失敗しても一枚で気づくからね。フィルム一本まるまる真っ黒で、現像から帰ってきて、はじめて気がつくような事態は避けられるというわけです。
さて、気を取り直して二枚目。
うげえええ、写真を抜き取るタブが切れたーーー!
うげえええ、ぬるぬるの現像液が下から漏れてきたーーー!
うげえええ、写真に変な線が入ってるーーーー!
あっ、というまに10枚、使い切ってしまいました……
い、いや、こんなのUFOキャッチャーやソシャゲではよくあること、よくあること……。
こんなこともあろうかと、もう一箱、FP-100cを注文してあったのです。ありがとう、アマゾン!
つづく
(はまむら)