ポラロイドが楽しいので、いろいろ撮影しています。
ボクのRZ67には露出計がついていないので、3通りの方法で露出を測っています。
一つ目、昔ながらの方法、快晴の日はISO100絞り16で1/125、というサニーシックスティーン法。曇りや日陰の時は一段開けたりして調整します。
二つ目、デジカメで同じ構図の写真を撮って、その露出を使う方法。今のカメラは正確なので、これでだいたい合いますし、RZ67を持ち出すときはデジカメも持っていることが多いので、便利です。
三つ目、iPhoneの露出計アプリを使う方法。このアプリを使えば、スポット測光ができます。ちゃんとした露出計は持ってないので、これに頼ることが多いのですが、けっこう正確です。
なのになぜ、この写真はこんなに暗いんだろう……?
庭で撮った写真はこれ。iPhoneで測りましたが、意図した露出になっています。
その秘密は……マニュアルを読んでわかりました!
ネットで英語版のマニュアルを読めるページがあったので、それを読み解くうちに気づきました。それは、
近接撮影をするときは、露出をプラス補正する必要がある。
というものでした!
RZ67のピント機構は普通の一眼レフとは違って、レンズの後ろに蛇腹がついています。これでレンズ全体を前にくりだして、ピントを調整するんですね。この機構のおかげで、マクロレンズを使わなくても、かなり近接した写真を撮ることができます。
しかし、ということは、レンズを前に繰り出せば繰り出すほど、レンズの後ろに広がる絵が大きくなって、フィルムに当たる光の量は減っていくわけです。なので、一定の距離より近くなったときには、そのぶん、0.5段とか1段とか、プラス補正してやる必要があるわけです。
それがどのくらいか、というのが蛇腹の横に書いてありました!
このグラフの見方はこうです。ピントが合う部分で、こんな状態になっているとき。下に+1って書いてありますね。これは露出を一段、プラスにしなければならない、という意味です。1/125のシャッタースピードだったら、1/60にしなければいけない、ということですね。
ボクのマミヤについているレンズは焦点距離が127mmなので、グラフでは上から五本目の線、三本目の青い線ですね。……ってことは……
さて、先日のフィギュアを同じ条件で撮ろうとしてみると……
あああ、ぜんぜん足りない!
正確にはどのくらいかわかりませんが、もっともっとプラス補正が必要そうです。ポラロイドでよかった。失敗にすぐ気づけるもんね!
というわけで、1秒のシャッタースピードを4秒に変えて……
……なんかよくなってきた……でもまだ暗い……あと一段……8秒のシャッターか……
ちなみに僕は三脚とレリーズを使用していますが、とむひとさんにマニュアルを見せてもらったので、ミラーアップ撮影をしています。つまりレリーズはこんな感じでつけています。
これにハーフNDフィルターを付けて、タカオちゃんのお尻をちょっと暗めにして、雰囲気を出そうという魂胆なのですが。
行くぜ! 8秒シャッター! 息もするなよ、三脚が揺れる!
バシャ(ミラーが上がる音)
チャッ(シャッターが開く音)
8秒待つ
チッ(シャッターが閉まる音)
「ぶはぁ!」
おお、ぴったり!
というわけで、お部屋の中でフィギュアを撮るのが好きなRZ67ユーザーのみなさん、ご注意を!(そんな人が他にいるのかどうかは疑問だけど)
今回の反省点。
撮影した写真をブログにアップするにはスキャナーがいる。
この写真じゃ、合ってるのかどうか、ブログ読んでる人には全然わかんないじゃん!
ちなみに、露出を測るついでにデジカメで撮った写真もあげておきます。
……デジカメってきれいだな……
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(はまむら)