■RZ67は持ち歩けるレベルのカメラではない
RZ67を日常的に持ち歩いていたら、
かなりのお馬鹿ちゃんか、
かなりのチャレンジャーなのかどちらかだと思います。
でもCONTAX T3というカメラ。
これは非常にコンパクトで、高級感があって、
カバンに忍ばせておくにはちょうどいいカメラなんです。
といっても、コンデジに比べたら大きいですけどね。
以前に紹介したつもりだったんですが、
紹介したのはCONTAX TVSIIでしたね。
■CONTAX T3はこんなモデル
CONTAX T3は、この辺りを見ていただくとわかりやすいですかね。
電源スイッチを入れるとレンズが飛び出すタイプです。
沈胴式ってやつですね。
このカメラの良いところは、
ゾナーT*35mm F2.8なので、使い勝手の良い焦点距離であり、
ツァイスならではの写りの良さかなと思います。
重量は230グラムですから、軽い方だと思います。
RZ67の場合、この10倍くらいあると思います……。
ストロボも内蔵なので、ちょっとした暗い場所では便利です。
■CONTAX T3はどんな写りをするのか?
以下はフジフィルム PRO400Hのフィルムを入れて撮影したものです。
こんな感じで結構、味のある色味で表現されるのではないかなと思っています。
解像感は結構シャープです。
色味は結構さらっとしたときが多いです。
今回の撮影では意外と色が濃く出ていますが……。
■CONTAX T3の問題点
写りもそこそこいいですし、コンパクトだし、言うことないじゃないですか。
僕もそう思います。
ですが、細かい点を言うと……
まずは軽いことは良いのですが、シャッターを押すときは注意しないとブレます。
シャッタータイムラグも少し大きいので、シャッター押しきって
フィルムを巻き上げる音が消えるまで手を固定しておくくらいのつもりで
シャッターを切ることが大切です。
あと、中古価格が異常に高いです。
生産停止されているカメラですが、プレミアが付いているのか、
オークションでは、いまだに10万円弱くらいの価格で売られています。
もちろん、60周年記念モデルと言ったレアモデルの場合は仕方ないと思いますが、
普通のモデルでも高いです。
と、少しばかり問題点を書きましたが、
フィルム写真好きならきっと満足できる一台だと思いますよ。
(とむひと)