■AEプリズムファインダーなるものを導入しました!
上から除くタイプのウエストレベルファインダーを取っ払って
AEプリズムファインダーを取り付けます。
このAEプリズムファインダーは2型と呼ばれているもので、
1型もありますが、上部に付いているダイヤルが横に付いています。
このダイヤル、見ての通り、露出補正とシャッタースピード調整ダイヤルです。
ファインダー近くのスライドスイッチは、ファィンダー内に
シャッター幕のようなものがあり、右にスライドするとシャッターが閉じて、
覗いても何も見えません。アイピースシャッターってヤツですかね。
おそらく長時間露出の時とか、ファインダーを覗かずに露出を計るときに、
誤作動しないように遮光するものだと思われます。
シャッタースピードダイヤルにある、AとかAELですが、
オートシャッタースピードとAEロック。
ファインダーの横に付いているスイッチが曲者。
■露出優先とシャッター優先のAとSじゃないよ!
このスイッチ。
AはアベレージのA、SはスポットのSです。
ようするに測光が平均測光か部分測光かってことです。
ちなみに、ファインダー上のダイヤルを使用する場合は、
本体のシャッタースピードダイヤルはAEFの位置に合わせておきます。
これを忘れると動作しないので注意。
■ファィンダー内でシャッタースピードがわかるなんて幸せー♪
こんな感じで見えます。
AはアベレージモードなのでA。
スポットにスイッチしているとSが光ります。
数字は15と8が光っています。
これは15分の1か8分の1くらいのシャッタースピードで
いいんじゃないのーって教えてくれているわけです。
一番下のランプは、引きふたを抜いていないから。
これはウエストレベルファインダーの時と同じです。
このLTはロングタイムの意味で、もっと遅いシャッタースピードが必要ってことです。
こんな感じで露出計がいらなくなってしまいました。
じつに幸せなお話ですね。
この写真はファィンダー内を無理矢理
iPodのカメラ機能で撮っているので写っていませんが、
本当は右側にも、LED表示が出ていて、
↑
●
↓
みたいな感じで、↑だと露出オーバー、↓だと露出アンダー
●だとちょうど良いみたいな表示が出ます。
表示の意味的には、
0.25~0.75以上オーバー
プラマイ0.25EV以内
0.25~0.75以上アンダー
らしいです。
■まて早まるな、これは孔明の罠だ!
AEプリズムファインダーの導入で露出計でいちいち
被写体を測る煩わしさから解放された!
と思いきや、じつはこの平均測光モード、
アンダーに出ることが多いようです。
スポット測光だと、ちょうどいい場合と、アンダーに出る場合とがあり、
判断に苦しむところ。
どちらにせよ、少しアンダー気味に表示されるので、
シャッタースピードをマニュアルで上げるか、
絞りを替えるか……とか、調整が必要なのです。
それがイヤなら、露出計でしっかりと測光してすべてマニュアルで
調整してからシャッターを切る……と。
あれー? やっぱ露出計必要じゃん……みたいな?
ま、でもオートで撮影できるって楽チンで良いよね。
ということにしておこう……。
(とむひと)